中小企業が使える18の資金調達方法と利用のポイントを徹底解説!|【神戸で愛されて30年】神戸の税理士 みそら税理士法人

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2022年5月29日

中小企業が使える18の資金調達方法と利用のポイントを徹底解説!


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企業の経営で、欠かすことのできないのが資金の調達です。

多くの資金調達の方法を知っていれば、それだけ有利に経営や資金繰りをすることが可能となります。

ただし、それぞれの方法には、メリットだけでなくデメリットもあるため、自分の状況や事業の方向性を考えたうえで、うまく組み合わせることも必要となります。

本記事では、創業者や中小企業が利用できる資金調達の方法やその概要、利用の注意点について解説します。

 

中小企業が利用できる資金調達の種類

「資金調達」とは、企業が経営をする上で必要となる運転資金や設備資金を外部から調達することを意味します。

 

資金調達は、その用途や目的により、以下のように分類することができます。

使用目的から見た場合の分類

  • 運転資金-仕入代や家賃、人件費の支払いなど
  • 設備資金-設備や車両の購入、内装の改修など

資金の性質から見た場合の分類

  • デッドファイナンス

-金融機関からの借入れや債券発行など負債を増やして資金を集める方法

  • エクイティファイナンス

-増資などにより、会社の株式を発行することで資金を調達する方法

資金の形式から見た場合の分類

  • 自己資金
  • 出 資

-増資、ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家など

  • 融 資

-銀行等のプロパー融資、公的金融機関の融資、金融機関や信販会社のローン、手形割引

  • 補助金・助成金

-小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金、人材確保等支援助成金など

  • 貸付制度

-保険や小規模企業共済制度、経営セーフティ共済の貸付制度など

資金調達方法の種類と特徴


資金調達方法には、以下のような種類や特徴があるため、経営の目的や用途に適したものを選択することが重要となります。

自己資金

「自己資金」とは、企業が自ら保有している資金のことで、現預金、定期預金、すぐに換金できる証券などがその代表的なものとなります。

自己資金は、融資のように使い道が限定されておらず、また、株式のように利息や配当を支払う必要もないため、制限なく使用でき、コストのかからない資金調達方法といえます。

 

そのため、いかに多くの自己資金を使って事業をすることができるかが、安定した経営につながります。

しかし、自己資金には、使える金額が限られている、まとまった額を用意するまでに時間がかかる、資金を使いすぎるとキャシュ不足による財務内容の悪化を招くなどのデメリットもあります。

株式発行

株式会社は、自社で株式を発行し、それを他人に引き受けてもらうことで資金を調達することができます。

このような資金調達を「新株発行による増資」といいます。

新株発行には、次の3つの方法があります。

  • 公募発行:一般投資家を公募して新たに株式を割り当てる
  • 株主割当:既存の株主に対して新たに株式を割り当てる
  • 第三者割当:特定の第三者に対して新たに株式を割り当てる

株式発行による資金調達には、「銀行融資のように元金や利息の返済義務がない」、「キャッシュだけでなく資本金も増やせるため、財務内容が健全になる」、「比較的、低コストで実施できる」いったメリットがあります。

 

ただし、新株発行をした場合には、「外部に保有される株式数が増える」、「経営に影響が出ることがある」、「株主が分散してしまう」などのリスクもあることに注意が必要です。

会社の資産や事業の一部を売却して現金化

会社の資産や事業の一部を売却して資金調達する方法を「アセットファイナンス」といいます。

アセットファイナンスによる資金調達では、「複雑な手続きなしで行うことができる」、「不要な資産や事業を換金することができる」、「資産等の売却により財務内容の改善を図れる」などのメリットがあります。

 

ただし、「事業の売却により経営の規模が小さくなる」、「希望額で売却できないことがある」、「売却する資産によっては、その後の生産力の低下を招く」といったデメリットもあります。

とくに事業の売却では、競合の競争力を失ったり、その後の事業の展開に影響が出ることもあるため、十分に考慮して行う必要があります。

 

銀行等からの借入れ(プロパー融資)

銀行などが信用保証協会などの保証を使わずに、自分の責任だけで行う融資を「プロパー融資」といいます。

銀行等のプロパー融資には、「大きな額の調達ができる」、「何度でも利用できる」、「低い金利で借りられる」というメリットがある反面、「利用には高い信用力や実績が必要」、「返済までの期間が短いものが多い」、「必ず希望額の調達ができるとは限らない」などといったデメリットもあります。

 

そのため、担保のない中小企業や創業企業では利用できないことが少なくありません。

政府系金融機関からの借入れ

政府系金融機関のうち日本政策金融公庫では、個人事業主や創業者、中小企業への資金提供を主な目的としていることから、これらの方にとって公庫からの融資は、まずはじめに検討したい方法といえます。

信用力の低い企業でも「低金利」、「長期」、「無担保無保証」で利用することができ、とくに新創業融資制度は、融資限度額3,000万円(うち運転資金については1,500万円が限度)、金利2.31%~3.10%(令和4年5月現在)、法人の代表者の連帯保証不要という有利な条件で利用できます。

 

ただし、「財務内容が悪い場合には利用できない」、「新創業融資制度では創業経費の1/10以上の自己資金が必要」などの条件があることから、事前に融資の要件を確認の上で申込む必要があります。

制度融資による借入れ

「制度融資」とは、都道府県や市町村などの自治体と金融機関、および信用保証協会の3者が協調して行っている融資制度です。

それぞれの役割としては、自治体が制度の設計と運用をし、金融機関は融資を行い、信用保証協会は公的な保証人となります。

制度融資は、基本的な条件を満たせる方であれば、創業者や中小企業であっても比較的簡単に利用でき、自治体によっては金利や保証料の減免、融資額の上乗せなどの優遇を受けられる場合もあります。

 

また、民間の金融機関を窓口として利用するため、融資を通じて銀行や信用保証協会の信用を獲得したり、実績を作ることに役立ちます。

ただし、制度融資には、運営する自治体ごとに制度の中身や条件が異なるため、地域によって利用できる条件が異なる、利用できる金額や優遇の内容にばらつきがあるといった特徴があります。

知り合いや代表者からの借入れ

資金に余裕のある親戚や知り合いがいる場合には、それらの方から借入れができないかも検討してみましょう。

このような調達では、金利や返済期間、その他条件などで、他の方法よりも有利に利用できやすいといえます。

また、会社には資金がなくとも、代表者個人に資産がある場合には、「代表者から会社への貸付」をすることができます。

この場合、会社にとっては負債が増えることとなりますが、実態上は同一人間での貸し借りと評価されることが多く、また、いざというときにはその負債を放棄もしくは資本金に充当すること(代表者借入金の資本への振替え)により処理することもできます。

 

ビジネスローンによる借入れ

ビジネスローンとは、個人事業主や法人などを対象とした事業資金のための融資です。

ほとんどの銀行等で取り扱っていますが、その他にも消費者金融、信販・クレジットカード会社などでも行っています。

ビジネスローンには、「インターネットで即日から利用できる」、「銀行と比べて融資の審査が緩い」、「総量規制の対象にならないため利用枠を有利につかえる」、「担保や保証人が不要」といった特徴があるため、急に資金が必要となったときには便利といえます。

 

しかし、「金利が高い(年14%〜が多い)」、「あまり大きな金額を利用できない」、「利用がばれると金融機関からの評価が下がる」というデメリットもあるため、通常の借入れと同じ感覚で利用すると資金繰りを悪化させたり、信用を落とす原因となります。

したがって、あくまでも不足する分の資金の補填方法とするにとどめ、また利用したときにはできるだけ早期に返済することをおすすめします

ファクタリングの利用

「ファクタリング」とは、利用者が保有する売掛金(=売掛債権)をファクタリング業者に譲渡・売却することで、売掛金の入金を待たずに資金調達できるサービスです。

ファクタリングには、「売掛先会社の信用力が高ければ、創業者や個人事業主、財務状況が悪い企業でも利用できる」、「短時間での資金調達が可能」、「借入れではなく債権(売掛金)の譲渡・売却のため負債の扱いにならない」といった特徴があります。

ただし、手数料の高いところが多く、中には年利換算で、手数料が100%を超えるようなケースもあります。

 

また、売掛金を返済の引き当てとしていることから、売掛金の額面に一定の掛け目をかけた金額での利用しかできない、債権譲渡登記が必要となったり、売掛先の企業に通知がされることがあるといったリスクもあるため、極力、利用は避けた方がよいといえます。

ベンチャーキャピタルからの投資

ベンチャーキャピタル(VC)は、創業者や創業して間もない企業への投資をメインとしていることから、ベンチャー企業等が利用する資金調達方法としておすすめできます。

VCとは、スタートアップの企業やベンチャー企業を対象にハイリスク・ハイリターンによる投資を行う会社のことをいい、政府系、金融機関系、コーポレート系、事業会社系などの種類があります。

ベンチャーキャピタルによる資金調達には、「大きな額の支援を受けやすい」、「経営のサポートをしてもらえる」、「原則、元金・利息の返済が不要」などといったメリットがありますが、一方で、株式の売却が前提の支援となる、審査が厳しいものが多い、通常のビジネスプランでは利用が難しいといったデメリットもあります。

エンジェル投資家からの投資

エンジェル投資家とは、その企業の理念や成長性に賛同し、有望な経営者や起業家に支援を行う個人投資家のことをいいます。

エンジェル投資家からの資金調達には、「投資を通じて企業のファンになってもらえる」、「強硬に利益や配当を求められることが少ない」、「迅速な調達ができる」などのメリットがあります。

 

しかし、「大きな額の調達が難しい」、「経営に強く関与されることがある」、「経営面での支援を受けにくい」といったデメリットがあるため、比較的小規模なプロジェクトの資金調達に向いています。

クラウドファンディングの活用

「クラウドファンディング」とは、インターネットを通じ経営の趣旨や考え方に賛同した人から資金を集める方法で、「Crowd(群衆)」と「Funding(資金調達)」が語源です。

クラウドファンディングによる資金調達には、融資型、購入型、寄付型、株式投資型、ファンド型などの種類がありますが、現在主流となっているのは、自社の商品やサービスを購入してもらう購入型です。

また、クラウドファンディングによる資金調達には、「事業開始の早い時期に、資金や見込み客を集めることができる」、「比較的少ない費用で実施できる」、「投資家への利息の支払等が不要」といった特徴があります。

 

ただし、「実際にやってみないといくらの金額が集まるのかがわからない」、「調達に時間がかかりやすい」、「クラウドファンディングの仲介サイトへの手数料が発生する」などといった注意点もあります。

保険の契約者貸付

契約者貸付とは、加入している生命保険の解約返戻金を担保に、その一定割合(一般的には6割〜8割の範囲)を契約者に貸し付ける制度です。

解約返戻金がある代表的な保険商品としては、終身保険、定期保険、学資保険、個人年金保険、養老保険などがありますが、掛け捨て型の医療保険やがん保険には、通常、解約返戻金はありません。

保険を解約することでも解約返却金を手に入れることはできますが、この場合には病気やケガをしたときに保障を受けられなくなってしまいます。

これに対し解約返戻金の貸付は、即座に低利で利用でき、保険を解約しなくても借入れができるなどの特徴があるため、急場の資金不足に活用することかできますが、利用できるのは契約者本人だけとなります。

 

なお、契約者貸付制度の金利は、現時点では2~3%と低いものが多いですが、本来、契約した保険の予定利率に1.5%~2.0%程度を加えた利率となるため、金利の上昇時には利息の負担が大きくなります。

小規模企業共済制度の貸付

「小規模企業共済制度」とは、独立行政法人中小企業基盤整備機構が行っている、小規模企業の経営者や役員、個人事業主などを対象とする積み立てによる退職金制度です。

個人事業主の廃業時や法人の役員の退任時、または役員等の死亡時に共済金が支払われるため、万が一の時の備えや通常の退職金の上乗せ手段として活用できます。

また、共済の契約者は、掛金の範囲内で事業資金の貸付を年0.9%~1.5%の低金利で、最大2,000万円まで利用することができます。

また、貸付の種類も一般貸付や緊急経営安定貸付、廃業準備貸付など7種類があり、即日貸付けにも対応しています。

具体的な貸付の金利は、小規模共済の場合は一般貸付1.5%、その他貸付け0.9% となっていますが、貸付金の返済が滞った場合には14.6%の延滞利子が発生します。

参考:貸付制度について https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/about/loan/index.html

経営セーフティ共済の貸付

経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済制度)は、取引先事業者が倒産した際に、中小企業が連鎖倒産や経営難に陥ることを防ぐための制度です。

取引先の倒産時には、無担保・無保証人で掛金の最高10倍(上限8,000万円)までをすぐに借入れすることができます。

また、掛金は、損金または必要経費に算入できるため、節税対策ともなります。

 

なお、経営セーフティ共済は、共済だけでなく貸付金にも対応しているため、資金不足の時の調達手段として利用することもできます。

一時貸付金は、取引先事業者が倒産していなくても、共済契約者が臨時に事業資金を必要とする場合に、解約手当金の71%~95%の範囲(限度額760万円)で借入れできる制度です。

 

令和4年5月時点の貸付利率は年0.9%ですが、返済期日までに返済がないと年14.6%の違約金が課せられるので注意が必要です。

また、共済契約を解約した場合は、解約手当金を受け取ることもできます。

自己都合の解約であっても、掛金を12か月以上納めていれば掛金総額の8割以上が戻り、40か月以上納めていれば、掛金全額が戻るため、これを事業資金に充てることも可能です。

※ ただし、12か月未満は掛け捨てとなります

参照:一時貸付金について https://www.smrj.go.jp/kyosai/tkyosai/about/loan/index.html

少人数私募債の発行

「少人数私募債」は、50人未満の方を対象に会社が私募債を発行して、資金を調達する方法です。

いわば、小さな規模で行う社債の発行といえます。

少人数私募債については、具体的にこれを定めた法律や条例といったものがあるわけではなく、一般的な募集(公募)に関する規則に抵触しない範囲で行う方法であるという特徴があります。

少人数私募債は、「無担保・無保証で資金調達できる」、「取締役会または株主総会の決議だけで発行できる」、「行政への届出や登記などの手続きが不要」、「銀行の融資枠や信用情報に関係なく利用できる」などのメリットがあるため、上手に活用すれば金融機関に頼らず自力で資金を集めることができます。

ただし、自分で引受人を探さなければならない、一回の募集は49人までという制限があるので多額の募集がしにくい他、発行時に守らなければならない条件が多いため、専門家の指導の下で計画的に行う必要があります。

手形割引

「手形割引」とは、他の会社から支払代金の代わりとして受け取った手形を金融機関に買い取ってもらい、その額面に見合った金額の融資を受けるという形式の資金調達方法をいいます。

手形割引では、金融機関が手形の裏書をしたうえで、一定の手数料を差し引いた金額を申込人の口座に入金するというのが一般的な流れとなります。

▼ 他社から受け取った手形を金融機関へ持ち込み

▼ 金融機関で割引の枠の限度・振出人・支払い期日等の確認、審査

▼ 審査で決定された金額の融資の実行

また、返済は、その手形の支払期日(これを過ぎると現金化できる)以降に、金融機関が手形の振出人に対し取り立てをする方法により行います。

手形割引には、「他の融資に比べて、審査期間が短く、手続きが簡単」、「手形の内容がよい場合には申込人の信用力が低くとも利用できる」、「支払期日を待たずに現金化できる」といった特徴があります。

 

しかし、融資期間が短い(決済期間は半年以内がほとんど)、手形の内容や利用する金融機関により割引手数料が変わる、手形が不渡りになったときには手形の買取り義務が発生するなどといったデメリットもあります。

補助金・助成金

補助金と助成金は、いずれも返済義務のない公的な資金による援助ですが、補助金は、主に経済産業省やその他の省庁が行う、特定の事業に対する給付となります。

これに対して助成金は、主に厚生労働省が行うものとそれ以外(例えば東京都などの自治体)が行うものに大別され、前者については主に人の採用や雇用の維持、労働環境の改善などについて行われる給付であるという特徴があります。

なお、助成金は一定の要件を満たせれば必ず受給することができますが、これに対して補助金は審査により受給の可否が決まるため、採択されなかった場合には申請の時間と手間がムダとなってしまうこともあります。

 

また、補助金については、申請までの期間が短いものが多い、事業費を先に立て替え払いしなければならないといった特徴もあるため、申請をするときには時間や資金の確保、受給の見通しなどについて計画の上、申し込む必要があります。

資金調達は、リスクや組み合わせを考えて効果的に行おう

資金調達の方法にはそれぞれ固有のリスクがあるため、できるだけリスクの低いものから利用するようにしましょう。

また。

組み合わせによっても効果や使い勝手が変わってくるので、この点についての配慮も必要です。

資金調達方法のリスクについて

資金調達の方法をリスクの低い順にあげると、次の通りとなります。

したがって、一つの資金調達方法だけに偏るのではなく、リスクを考えて組み合わせることがバランスの取れた資金調達方法となります。

ほとんどリスクのないグループ

  • 自己資金
  • 株式発行
  • 会社の資産や事業の一部を売却して現金化
  • 代表者からの借入れ
  • 補助金、助成金

ややリスクのあるグループ

  • 親戚や知り合いからの借入れ
  • クラウドファンディングの活用
  • VC・エンジェル投資家からの投資
  • エンジェル投資家からの投資
  • 保険の契約者貸付
  • 小規模企業共済制度の貸付
  • 経営セーフティ共済の貸付
  • 少人数私募債の発行

少しリスクの高いグループ

  • 銀行等からの借入れ(プロパー融資)
  • 政府系金融機関からの借入れ
  • 制度融資による借入れ
  • 手形割引

リスクの高いグループ

  • ビジネスローンによる借入れ
  • ファクタリングの利用

補助金は融資などで資金の確保をしてから行う

補助金は、返還不要のため人気の高い資金調達方法ですが、利用の際には注意しなければならないことがあります。

それは「補助事業をするために必要となる資金は、すべて事業者が立て替える必要がある」ということです。

現在、行われている補助金はすべて「経費は先払い、補助金は後受給」となっています。

そのため、補助金で採択された場合でも、その補助事業を完成できるだけの資金が事業者にないと補助金をもらうことはできません。

また、資金不足により途中で事業を中止せざるを得なくなったときには、それまでに支払った経費がムダになってしまいます。

このように補助金を獲得するためには、その事業規模にみあった資金が用意できていることが必要となります。

そのためもし、手元の資金が少なく大きな額の申請ができない場合には、先に融資やリスクの少ない方法で資金調達をして、その資金で補助事業をすることをおすすめします。

 

この方法であれば、手持ちの資金が少なくとも大きな事業に取り組むことが可能となるだけでなく、途中で資金不足となる心配もありません。

このように資金調達をする順番によっては、その後に獲得できる額に大きな差が出ることがあることに注意してください。

まとめ

通常、中小企業が利用する資金調達の方法の多くは、銀行融資となります。

しかし、それ以外にも増資や社債の発行、補助金の利用など多くの資金調達の方法を知っていれば、急な資金需要にも柔軟に対応しやすくなります。

また、一つだけでなく複数の方法を併用することは、リスクの軽減にもつながります。

ただし、資金調達にはメリットだけでなくデメリットやそれぞれの特長があるため、それを把握した上で適切に利用することが重要といえます。

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