こんにちは。
廣岡会計事務所 長谷川です。
GW真っ只中ですが、皆さん、如何お過ごしでしょうか?
今回は、「粉飾決算の見抜き方」について記載します。
ここ最近では、旅行会社「てるみくらぶ」のニュースが記憶に新しいところです。
1.そもそも粉飾とは?
一般的に「粉飾決算」とは、不正な会計処理によって、故意に決算書を操作し、
企業の財務状況や経営状態を実際よりもよく見せることです。
(=実際は赤字にも関わらず、黒字に見せかけること)
≪参考≫
⇔逆粉飾決算
不正な会計処理によって財政状態を実際より過少に見せることです。
2.粉飾をする目的は?
中小企業の場合、金融機関の存在があるためです。
黒字の会社(業績の良い会社)は、金融機関からの融資を受けやすく、
事業をスムーズに運営していくことが可能です。
≪参考≫
逆粉飾決算の目的は、主に税金の支払い逃れです。
3.粉飾のチェックポイントは?
■前提
粉飾は、簡単にできてしまう。
Ex) 売掛金 / 売上 、 商品 / 売上原価 といった仕訳を1本入れるだけで、できてしまう・・・!
■一般的な粉飾方法
? 棚卸資産を用いた在庫の水増し
? 売上債権を用いた架空売上の計上
4.粉飾を見抜くためには?
決算書を3期分入手後、
? 3期分のデータを並べる
? 金額及び比率を利用して分析する
5.粉飾を見抜く着眼点は?
6.最後に
「粉飾は、案外簡単に出来てしまう、且つ、案外簡単にバレる・・・」ということが
お分かりになりましたでしょうか。
「今期だけ・・・」「何とか黒字に・・・」と考える経営者様は少なくありません。
しかし、粉飾をしていることが外部に明らかになると、会社の信用はなくなります。
一度粉飾に手を伸ばしてしまうと、中々抜け出せなくなります。
粉飾に手を染めないためにも、赤字にならないような経営を心掛けることが一番大切です。
廣岡会計事務所では、黒字経営になるお手伝いが出来ればと思います。
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