こんにちは。みそら税理士法人でございます。
神戸で起業したくても企業や開業についての知識がないと、相談先をどこにしたらよいか戸惑うことがあります。
税務や会計については税理士への相談がおすすめですが、それ以前の段階でお悩みの方も多いですのが実情です。
また、起業したいビジネスが決まっている人でも、自分に身に付いている知識をもっと高める必要があるのではないかという不安や悩みを持つケースもあります。
そうなると、どの専門家に相談すべきかわからなくなりがち。
神戸には起業する人に是非知っておいて欲しい4つの制度・施策があります。
それぞれのシステムや特徴、問い合わせ先も含めて紹介します。
受けられる支援や制度を上手に利用し、あなたの起業成功の足がかりにしましょう!
目次
特定創業支援等事業は、神戸市内の7つの支援機関※がチームになってつくられた『神戸開業支援コンシェルジュチーム』が作成した創業支援計画に定めた創業支援事業のことです。
神戸市内で創業を起業しようとする個人、もしくは創業5年未満の個人または法人が対象。
特定創業支援事業は国の産業競争力強化法に認定されており、この制度を利用すれば以下4つに分野を学べます。
1ヵ月以上の期間で4回以上受け、それぞれの経営知識を習得するのが必要条件です。
※(公財)神戸市産業振興財団・神戸ファッションマート・神戸商工会議所・(公財)ひょうごさん産業活性化センター・(株)日本政策金融公庫・兵庫県中小企業団体中央会・(公財)新産業創造研究機構
なお、これらのメリットを受けるためには神戸市長が発行した「支援証明書」が必要です→届け出の仕方はこちら
●神戸開業支援コンシェルジュ事務局
神戸にお住いの外国人が神戸で起業するときに役立つのが、関西初のスタートアップビザ制度です。
国際競争力の強化と国際的経済活動の形成を目的につくられました。
以下のような条件の起業が対象です。
条件に当てはまる外国人起業家は、神戸市に対して起業準備活動の計画書を提出します。
それが認定されれば最大1年間の在留資格を認められ、外国人が起業しやすい環境を整えます。
提出書類作成や書類認定後にする出入国管理局への手続きも、神戸市がサポートするので安心です。
●スタートアップビザ制度の申請窓口・問い合わせ
ひょうご・神戸チャレンジマーケットは、平成19年より『中小企業支援ネットひょうご』が開催しているビジネス支援事業です。
創業や第二創業、経営の革新に取り組む中小企業が、自社の商品やサービスをプレゼンテーション(約10分間)できる場ですので、金融機関や取引先に直接アピールできます。
新規の顧客や融資を受けられるチャンスにもつながります。
前期・後期に分けられ、年2回開催。
兵庫県内にメイン事務所を持っている会社で「チャレンジ企業」に認定されると、事業に必要な資金貸付「ひょうごチャレンジ起業貸付」の利用も可能です。
●創業推進部 新事業課内『ひょうご・神戸チャレンジマーケット運営委員会 事務局』
神戸インキュベーションオフィスオフィシャルサイトより引用
神戸インキュベーションオフィスは、4階建ての建物すべてがベンチャー企業や個人起業家起業を育成・支援する目的のためにつくられたオフィスです。
入居条件資格を満たす企業や人が『入居』する契約をしたのち、個室や会議室などを利用できる仕組みになっています。
(それ以外の方のご利用にも応相談)
ビジネスサポートセンターでは、ヒューマン・キャピタル・マネジメントのスタッフが支援し、サポートアドバイザーが適切な外部企業や機関をマッチング。
週に1回の経営相談サポートのほか、交流会なども開催されています。
つまり神戸インキュベーションオフィスは、神戸での起業を建物や施設としてのハード面と、ビジネス相談やマッチングなどソフト面でのサポートを同時に行える画期的な施設なのです。
●神戸インキュベーションオフィス
神戸には起業したい人をサポートする体制が整っています。
今回は代表的な4つの制度・施策を紹介しました。
起業したいけれどわからないことが多くて戸惑っているとか、起業するオフィス探しに悩んでいるなら、まずは問い合わせてみることが大切です。
住んでいる場所で利用できる制度をしっかりと活用すれば、大切な起業資金の節約にもつながります。
もちろん起業がスタートさせるときには資金や税務についてもきちんと対応することが大切です。
その際は専門家である税理士への相談をおすすめします。
2019.11.04 カテゴリ:その他