こんにちは。廣岡会計事務所 廣岡でございます。
今まで様々な業種、規模の会社をご支援させて頂いている過程で散見される『会社が傾く原因』について記載したいと思います。
政府は2020年までに開業・廃業率ともに10%台(欧米水準)にする目標を掲げ、新陳代謝の促進により産業全体の収益性を向上させる方針を打ち出しております。
今まで様々な業種、規模の会社をご支援させて頂いている過程で、売上不振(=会社が販売している商品・製品・サービスが市場のニーズと合致しなくなった)等、会社が傾く要因は様々です。
しかし、業績がそれほど悪くないにも関わらず、会社が傾く原因としては、やはり【新規事業や設備投資の失敗】が挙げられます。
大企業のシャープでも、『亀山第1工場(延床面積:約240,000? 2004年)、亀山第2工場(延床面積:約280,000? 2006年)、堺工場(延床面積:約1,260,000? 2009年)と5年間のうちに急速に生産能力を高めましたが、リーマンショックを発端とする景気減退により需要が落ち込み、生産調整(=稼働率の低下・生産停止)⇒製造キャパシティを持て余してしまった。』のが窮境原因と言われております。
会社が傾くストーリー
会社が傾くストーリーとしては、以下のような流れになると思います。
つまり、企業にとって『新規投資(設備・事業)=借入時』が会社が傾くかのターニングポイントであると考えます。
投資の重要性
投資時のセオリーとして以下の2点が挙げられます。
? 投資の成否は『意思決定時点』で決まる。
投資後にいくら努力しても投資判断ミスは挽回するのは困難でございます。
? 仮に投資に失敗しても、本体まで影響を及ぼさない『投資額』にすること。
リスクシナリオベースに事業計画を策定したうえで、借入弁済できるかを十分に確認することが必要です。
つまり、当り前ですが、投資とは成功すれば成長が保証されるものでありますが、失敗すれば倒産を招く原因であることを肝に銘じ、投資決定には慎重を期すことが重要です。
当たり前なことにも関わらず、多くの企業が投資判断を誤ってしまい、会社が傾く原因を自らつくっているのも事実です。
そこで弊所では、投資時に計画策定のお手伝い及び資金調達支援を行なっております。
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