こんにちは。みそら税理士法人 上吹越(かみひごし)です。

今回は「自社の強み」がテーマとなります。
経営環境が大きく変わり、厳しい経営を求められる状況となっています。
改めて、自社を見つめ直し、強みを再発見・再認識し、アイデアを再考してみましょう。
社会の変化を考える
新型コロナウィルス感染症による社会の変化として、下記のようなことが考えられます。

出所:経済産業省 NEDO 『コロナ禍後の社会変化と期待されるイノベーション像』より抜粋
変化に対応するためのアイデアを考える
社会の変化に対応したアイデアを検討するために、SWOT分析を使うと、頭の整理が進みやすいかと思います。

SWOT分析では、経営環境を、外部環境・内部環境に分類します。
さらに、各環境を以下のように分類します。(画像内の①~④の部分)
【外部環境】
・機会(Opportunity):追い風、チャンス(タラレバでもOK)
・脅威(Threat):逆風、ピンチ
【内部環境】
・強み(Strength):他社と比較して優れている経営資源
・弱み(Weakness):他社と比較して劣っている経営資源
進め方として、まず、外部環境の項目を洗い出します。
続いて、内部環境の項目を洗い出します。
そして、各項目をクロスさせて分析・アイデア検討を行います。(画像内の⑤~⑧の部分)
どこに注力すべきなのか、どの部分は捨てるべきなのか、
経営者様のみではなく、従業員様とお話しながら進めて頂くのも良いかと思います。
アイデアは実行してこそ
ここまででアイデアの洗い出しができました。
が、せっかくのアイデアも実行しなくては意味がありません。
とはいえ、すべてのアイデアを実行するのは難しいので、
どのアイデアから実行に移すべきか、優先順位をつけていただければと思います。
優先順位をつける手法として、以下3つの観点から配点する方法があります。
・実現可能性:今の状況でどれぐらい実現の可能性があるか
・抜本対策度:自社の事業戦略の構造を変える抜本対策かどうか
・影響度 :自社に与える効果があるか
SWOT分析で出てきたアイデアを、上記観点から配点頂ければ、優先順位をつけることができます。
あとは、実行するのみです。

ぜひ、自社でも実践してみてはいかがでしょうか?
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