コロナ禍だからこそ、月次決算で財務状態の把握を|神戸の税理士【みそら税理士法人】

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神戸
2020年9月23日

コロナ禍だからこそ、月次決算で財務状態の把握を


こんにちは。みそら税理士法人 上吹越(かみひごし)です。 今回は「月次決算」がテーマとなります。 新型コロナウイルス感染症は、国内のみならず、全世界の全業種に大きな影響を与えております。   弊社としては、こんなときだからこそ、 月次決算で常に最新の財務状態、業績を把握して頂くことを推奨しております。  

あらゆる局面で、財務資料が必要に

経営者の方々の最大の関心は、「資金繰り」にあるかと思います。 「どれぐらいの資金があれば、ひとまず安心か?」というご意見を頂くことがありますが、 平時であっても、コロナ禍であっても、手元資金の目安としては、 「固定費の6ヶ月分」とお伝えさせて頂くことが多いです。   ざっくり申しますと、「固定費」のなかでも、給料・家賃が大きい金額になると思いますので、 手元資金として、この2つの金額の6ヶ月分あれば、 休業等で売上高が0円になったとしても、なんらかの対策をうてる時間的猶予があるかと思います。   この「固定費の6ヶ月分」の金額を把握するために、月次で試算表を作成しておくことが必要になります。   また、今月以降の売上代金の入金予定・仕入代金等の支払予定、借入金の返済予定、 給料・家賃等の支払日時を記入した、『資金繰り表』などがあれば、 より明確にお金の流れを把握でき、今後必要な資金もつかむことができます。    「固定費の6ヶ月分」の資金が手元にない場合、金融機関へ融資の申し込みを検討することがあります。 その際も金融機関からは、直近の試算表を求められます。 金融機関側から見て、直近の試算表があれば、 審査もスムーズにすすめることができますし、信頼性にも繋がると思います。   国の支援策、各種給付金の申請の際にも、財務資料が必要になりますので、 月次で試算表を作成しておけば、申請もスムーズに実施できることにも繋がります。   このように、月次決算で毎月試算表を作成しておけば、 今後の予測をたて、スピード感を持った対応が可能となります。 こんなときだからこそ、常に財務状態を把握していきましょう。

返済予定表の作成も忘れずに

弊社では、月次決算の資料に下記のような最新の返済予定表をつけております。   各行から受けている融資の返済予定表を1枚の一覧表にまとめておけば、 月々の返済額の把握、今後の返済予定、どの融資を一括返済するか、 金融機関にどの融資の巻き直しをお願いするか、など様々な対策を検討する際に用いることができます。   お客様からもご好評頂くことが多い資料の一つです。 ぜひ、自社でもお作りになってみてはいかがでしょうか?   経営支援、資金調達、相続、助成金に強い『みそら税理士法人』・『みそら社会保険労務士法人』ブログ
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