こんにちは、みそら税理士法人の廣岡です。
大切なご家族が亡くなられた後、深い悲しみの中、慣れない相続の手続きに直面し、「何から始めればいいかわからない」「申告期限に間に合うか不安」「自分で申告できるだろうか」といったお悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
特に大阪にお住まいの方にとって、「大阪で相続税に強い税理士はどこにいるのだろう?」と探している方も多いでしょう。大阪には多くの税理士事務所が存在するため、どこに相談すれば良いか迷ってしまうのは当然のことです。
本記事では、皆さまが安心して相続税申告を完了できるよう、大阪で相続税に強い税理士をスムーズに見つけるための具体的な選び方のポイントを解説します。また、2025年最新の大阪の相続税事情についても詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 2025年最新!大阪の相続税事情を徹底解説
まずは、最新のデータから見える大阪の相続税の現状についてお伝えします。
基礎控除額と相続税の課税状況
2025年度の税制改正では、相続税の基礎控除額に変更はありませんでした。現在の計算式は「
基礎控除額 = 3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」が適用されています。
最新の大阪国税局管内のデータ(令和5年分)によると、被相続人数が248,332人いる中で、相続税の申告対象となったのは25,170人でした。課税割合は10.1%と、前年の9.7%から0.4ポイント上昇し、
大阪国税局管内で初めて10%を突破しました。これは、10人に1人以上が相続税の申告対象となっていることを示しています。
路線価の上昇と不動産評価の特徴
令和7年分(2025年)の大阪府内の路線価は、4年連続の上昇を記録しました。その平均上昇率は4.4%増と、全国平均の2.7%を大きく上回っています。特に、JR新大阪駅近くでは18.5%増、なんばパークス近くでは17.9%増と、顕著な上昇が見られます。
この路線価上昇の背景には、インバウンド需要の増加や大規模な再開発(大阪・関西万博や大阪駅北側など)による地価の押し上げがあります。特に、梅田、なんば、新大阪といった商業地域の評価額が非常に高くなっています。
相続財産の構成比
大阪国税局管内における相続財産の構成比(令和5年分)を見てみると、「現金・預貯金等」が36.5%と全国的に見ても最も大きな割合を占めています。次いで「土地」が25.3%、「有価証券」が20.8%となっています。
2. 相続税の申告はご自身でもできる?メリットとデメリット
相続税の申告は、税理士に依頼せずご自身で行うことも可能です。しかし、そこにはメリットとデメリットが存在します。
ご自身で申告するメリット
- 費用を抑えられる: 税理士報酬が発生しないため、申告にかかる費用を大幅に節約できます。
- 自分のペースで進められる: 書類収集や手続きを自分の好きな時間に行うことができます。
ご自身で申告するデメリット
- 無駄な税金を払うリスク: 専門的な知識がないまま申告すると、土地の評価額を下げられる特例などを適用しきれず、必要以上の税金を支払ってしまう可能性があります。
- 税務調査の対象になりやすい: 税務署は、税理士が関与しない申告書をより細かくチェックする傾向があります。申告漏れや計算ミスがあると、税務調査が入り、追加で税金を支払うことになったり、精神的な負担を強いられたりするかもしれません。
- 手間と時間がかかる: 申告に必要な書類は多岐にわたり、収集や整理、複雑な計算に多くの時間と労力がかかります。
3. 失敗しないための!大阪の税理士選び7つのチェックポイント
大阪の相続税事情が年々複雑化する中、専門家である税理士選びは非常に重要です。ここでは、相続税に強い税理士を見極めるための7つのポイントをご紹介します。
1. 相続税申告の実績は豊富か?
税理士の得意分野は、法人税、所得税、相続税など多岐にわたります。ホームページなどで「相続税申告件数」や「相続に関する相談件数」をチェックしましょう。件数が多いほど、様々なケースに対応してきた経験がある証拠です。
2. 土地評価の減額ノウハウは持っているか?
大阪は路線価が上昇傾向にあるため、土地評価のノウハウは非常に重要です。専門的なノウハウを持つ税理士は、道路の状況や形状、周辺環境、建物の用途など、様々な要因を考慮して評価額を減額し、適正な納税額を算出します。
3. 税務調査の立会実績は豊富か?
相続税は、他の税目に比べて税務調査が行われる可能性が高い税目です。税務調査に強い税理士は、税務署の調査官がどのような点に注目するかを熟知しており、申告書を作成する段階から税務調査を意識した対策を講じます。元国税局のOBが在籍している事務所であれば、さらに安心できるでしょう。
4. 料金体系は明確か?
「成功報酬」や「追加料金」など、不明瞭な部分がないか事前に確認しましょう。初回相談で概算の費用を提示してくれる税理士を選ぶことが重要です。
5. 他の専門家との連携はあるか?
相続手続きでは、不動産の名義変更(司法書士)や遺産分割協議(弁護士)など、税理士以外の専門家の協力が必要になる場合があります。他の士業と連携している事務所であれば、ワンストップでスムーズに対応してもらえるため安心です。
6. 相談のしやすさ・相性はどうか?
相続はご家族のプライベートな情報に関わるため、安心して話せる人柄かどうか、初回面談で判断しましょう。専門用語を避け、分かりやすい言葉で説明してくれる税理士が理想的です。
7. 大阪の地域特性を理解しているか?
大阪の税理士であれば、大阪府内の不動産評価や、大阪国税局の動向に精通している可能性が高いです。地域の特性を理解している税理士に相談することで、より的確なアドバイスを得ることができます。
4. 無料相談を賢く活用しよう
多くの税理士事務所では、初回相談を無料で行っています。この機会を逃さず、ご自身の疑問や不安を解消しましょう。
【無料相談で聞いておくべきこと】
- 相続税の概算額
- 申告に必要な書類や手続き
- 申告完了までのスケジュール
- 料金体系
- 税務調査への対応方針
- 事務所の強みや実績
5. 経験豊富な大阪の税理士をお探しなら、みそら税理士法人へ
私たちみそら税理士法人は、大阪、神戸、明石、姫路に拠点を構え、長年にわたり地域の皆さまの相続をサポートしてまいりました。
- 相続税の専門家が在籍: 国税局OBや経験豊富な税理士が、お客様の状況に合わせた最適なサポートをご提案します。
- 土地評価に自信あり: 豊富なノウハウで、適正な不動産評価を行います。
- 税務調査対応に自信: 圧倒的な実績と経験で、お客様の不安を解消します。
- 初回の無料相談を実施中: どんな些細なご不安でも、まずは私たちにご相談ください。
「大阪で相続税に強い税理士を探している」という方は、ぜひ一度みそら税理士法人にご相談ください。お客様の状況に合わせて、最適なサポートをご提案いたします。
6. 参考:出典元
- 国税庁 大阪国税局
https://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/release/hodo/r06/sozoku_shinkoku/index.htm - 相続税申告事績概要(大阪国税局)
https://www.nta.go.jp/about/organization/osaka/release/hodo/r06/sozoku_shinkoku/sozoku_shinkoku.pdf - 令和7年分路線価(国税庁)
https://www.rosenka.nta.go.jp/main_r07/osaka/osaka/prices/city_frm.htm
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