医院は子供に継いでもらうつもりなのですが注意点はありますか？

医院は子供に継いでもらうつもりなのですが注意点はありますか？

医院の承継は患者さんやスタッフの引き継ぎ、銀行借入金の引継ぎなど、手間や時間はもちろん決断・覚悟が必要になるため、なかなか思うように進まないことがほとんどです。

そのため承継準備は、早ければ早いほど良いものです。

また後を継がれるお子さん以外にも、お子さんがいらっしゃる場合であれば、相続・遺産分割とも絡んできます。特定の1人に遺産相続を集中させると、他の兄弟と揉める原因にもなるので、慎重に財産の分け方を調整しなくてはなりません。

先生とお子さんの診療科目が同じであれば、そのまま受け継げるため比較的承継しやすいものです。

対して診療科目が異なる場合は、医療機器の導入や内装の変更などが必要になることもあり、場合によっては多額の資金が必要になる可能性があります。

クリニック全体の枠組みを検討する必要があるので、遅くとも60歳時に事業承継・相続について、ご家族で話合うことをおすすめします。

• 個人事業の場合：引退時に廃業or引き継ぐ、患者さんやスタッフをどのようにするかを決めておく
• 医療法人の場合：医師または歯科医師でないと継げません。役員が3名以上必要なので、役員も含め慎重に検討する

医院の承継問題でお悩みの場合は、ぜひ弊社までご相談ください。